拠点間通信

IPv6-VPN

🌐 拠点間VPNをIPv6対応で高速・安定化!プロバイダ変更とMAP-Eで大幅改善した事例

🟦 お客様の課題

大阪と東京に拠点を持つ中規模企業様より、拠点間VPNが遅く業務に支障が出ているというご相談がありました。主な症状は以下のとおりです:

  • 平日日中の時間帯に、VPN接続が極端に遅くなる

  • ファイルサーバへのアクセスや、業務システムのレスポンスが悪い

  • VPNはIPv4の固定IPを使ったIPsec接続で構築されていたが、安定性に欠けていた

🛠 実施したサポート内容

✅ 接続方式の見直し(IPv6化)

  • 各拠点のプロバイダ契約をIPv6対応のプランに変更

  • DS-LiteとMAP-Eを拠点ごとに適用(PPPoE方式から脱却し、混雑帯域を回避)

✅ VPNルータの選定と再構築

  • Yamaha RTXシリーズ を導入し、IPv6グローバルアドレス同士の拠点間VPNを構築

  • 拠点間通信の再設定とルーティング調整(業務システム側への影響を最小限に)

✅ ネットワークチューニング

  • VLAN分離と優先制御(QoS)設定 によって、VPN通信の安定性を強化

  • 冗長構成にはせず、最小構成で最大効率を実現することを重視

    ⚙️ 導入後の効果

    • 日中の通信速度が安定し、ファイル転送・リモート操作がスムーズに!

    • IPv6ベースにしたことで、通信帯域の混雑影響をほぼ受けなくなった

    • 業務ストレスが軽減され、従業員からの不満もほぼゼロに

    • VPN機器も最新化したことで、保守性・セキュリティも向上

    💡 担当者コメント今後の展望

    今回のケースでは、「通信そのもののボトルネックはプロバイダ構成だった」ため、
    IPv6 + MAP-E/DS-Lite化とVPN再構築の組み合わせで最適化できました。

    今後は、以下のような追加支援も想定しています:

    • 拠点追加時のVPN接続ノウハウの提供

    • 拠点側ネットワークの定期点検・ファームウェア保守

    • セキュリティ対策(UTMやURLフィルタリング)の導入検討

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